北海道上陸<4日目>少年は美瑛を辿る

2017年9月29日金曜日

2013.06北海道

t f B! P L
4日目です。
朝起きたら全部夢でサイフ戻ってねえかなと思ったけど、そんなことは無かった。

あと、荷物整理してたらタオルもなくなってた。俺ホントに病気なんじゃないか…
朝食付きです。
おしゃれか。
ここからめいめい好きなものを取っていっていいよという話。
ちなみに相部屋ではなかったけど、別の部屋にご婦人が一人いらっしゃった事が判明した。
少し前に、45日間原付で北海道を回ったことがあるらしい…すごい。
さて、天気も良いし、美瑛の町を駆け巡ろう。

美瑛町の公式ホームページにある「びえいロードマップ」を参考にいろいろ回る。
現地に行けばそこらじゅうにパンフレットが置いてあるので、ペンでガシガシ書き込むべし。

美馬牛エリアはこんな感じ。
いろいろ名所を楽しみつつ、美瑛を目指す。

で、実際に通ったルート(緑色)がこれ。
拡大して見てね。
オレンジ色は立ち寄ったり撮ったりした所。

前置きしますが、くれぐれもこんな小口径で変速もない自転車で美瑛の丘を回らないこと。
しれっと標高差が100m以上あるので、死にます。
グーグルマップで地形をONにしていろいろ見てみるべし。
このとんがり屋根は美馬牛小学校。
全校生徒は50人ぐらいと、それなりに多い普通の小学校。
普通に授業やってるんで、観光時は配慮して下さい的な文章をあちこちで見かけるけど、そんなに配慮のない旅行客ばかりなんだろうか。
モラルとは。
抜けるような青空と、雪の残る北海道の連峰。
多分、大雪山、トムラウシ山、十勝岳。
たまらなく気持ちがいい。
四季彩の丘。ちょっと土が目立つ。
もう少し季節がずれていたら、もっと華やかだったんだろうか。
こういう道がずっと続く。
本当に雲一つない。
気温は30℃近いけど、例によって湿度が低いのでそんなにつらくない。
拓真館。
富良野・美瑛の風景を取り続けた写真家、前田真三の写真館。
特に代表作の『麦秋鮮烈』は必見。
個人的には冬の美瑛が好き。
名所、『哲学の木』。
片側が少し欠け、少し首を傾げたような、広々とした畑にぽつんと立つ木がなんとなく哲学的だという由来らしい。
たとえロードバイクでもちょっとキツいんじゃないか、と言う程ものすごい坂の上にある。
周りには何もなく、いやだからこそ良いのかもしれないが、このためだけに上るのはちょっとしんどかった。

(ちなみに哲学の木は2016年に倒されてしまいました。
それについては、ぜひこちらのブログを読んでいただきたいと思います。
生きているうちにどんどん観光地が減っていくのに、人は何故働かなくてはならないのか…)
バス停だろうか。「常盤台 美瑛町」と書いてある。
待合はボロボロで、周りに草が生い茂ってしまい立ち入れる状態にない。
スクールバスのバス停という噂もあるけど…
情報求む。
見晴台の千代田の丘へ。
ここからは比較的平らで走りやすい。
と思ったら見晴台じゃなくて牧場に出てしまった。あれ?
ファームレストラン千代田。
ここでは肉とか、肉が食える。
こういう「いつでも来れそうな所」はいつでも来れるので、今回は違うところでご飯にしたい。
休憩。
水沢ダム遊歩道。
農業用で、非常に規模の小さいダム。
確かに小さかった。ただの池かな?と思うほど。
のちにここが絶景・撮影スポットだったと知る。
でもそういうのって実際に自分が行って、そう感じるかどうかですよね。
逆も然りで、世間的にどうでもいい風景が自分にとっての絶景だったりするもんだし。
三愛の丘展望公園。
他にも何人かチラホラ。
さすがに折りたたみ自転車で来ているような大馬鹿者はいない。
さすがに展望公園というだけあって、かなり遠くの山々まで見渡せる。
人間も少ないので気持ちよく鑑賞できる。
公園をちょっとうろうろしていると、「ソフトクリーム」と書いてあるのぼりを発見。
もうクソ暑いのでホイホイ釣られることにした。
あれ、こっちのほうが少し眺めがいいな。
手前の山がちょっとね。
こんな感じのカフェでした。
たいへん趣がある。
ちなみに有名な「茶屋カーブ」じゃないですよ。
展望公園の敷地内から徒歩でちょっと上った所。
~優勝~
美馬牛エリアはまぁまぁ満足したので美瑛に向かいましょう。
帰りの汽車の時間もあるし。
美瑛駅に近づくとものすごい都会感が。
東京か?
美瑛駅です。
駅前、、、すごい都会だ、、、
少し体を休めて、今度は美瑛の北側に行きます。
こっちのほうも有名なスポットが多い。
絶対にショボイ自転車で行くな。
まぁこういう感じです。
昔のCMに出てきた風景が多いのが特徴。
ちなみにどのCMも世代じゃないので知らない。
でも「ケンとメリー」のスカイラインのCMは好き。クレヨンしんちゃんの影響で。
ルートはこんな感じ。
本当はもっと色々行きたかったんだけど、体と自転車が本当に無理だった。
まずマイルドセブンの丘。
ちなみにタバコは吸わない。吸ったこともない。
これはそのマイルドセブンの丘を通り過ぎたところにあった、気になるお店。
なぜか踏切がある。当然近くに線路はないし過去にあった歴史もない。拾ってきたのか…?
「幸の杜茶屋」と書いてあるが、とにかく情報がない。どこにも載ってない。

しかもこの道はgoogleマップで表示されない。
道として表示されないのに、何故かストリートビューは見れる。
こういうこと。
場所はここ
これも情報求むです。
さて、疲弊しているのでメシを食いましょう。
ところで自転車の旅は交通費がかからないと思いきや、人間の燃料費がヤバイので全然安上がりじゃないという話を聞いたことがあります。
駐輪場がおしゃれ。
真似したい。
ここLand Cafeではドイツ家庭料理が楽しめるとか。
ガイドブックでちょっと気になってた。
こういうところにくると「本日の」系に弱い。
アスパラは苦手だけど、オススメされたら食べてしまう。
み、水が瓶に入っていましゅ…
こういうのって初めてかもしれん。
店内。
めっちゃかわいい。
そして瓶の水がものすごい勢いでなくなる。
頼んだのはコレ。
アスパラがメインって言うのがちょっと不安。
来ました。
結論から言うととても美味い。素晴らしい。アスパラってこんなに美味いの?
野菜についてテレビのタレントが良く言う、「甘い」とかいうやつ、あまり好きじゃなかったんだけど甘かった。
甘み、苦味、バターのコクと、、、なにこれ、、、という気持ちになった。
こちらのご主人はドイツ出身で、農業を勉強した末に、いろいろあって美瑛でやることを決めたんだとか。
とにかく無農薬、有機栽培にこだわってて、そこで出来た作物をこうして出しているとのお話。
農業の手法については詳しくないけど、とにかく苦手なアスパラが美味かったことが自分にとっての全てだった。
Land Cafeから少し進むと小学校が見える。
美田小学校。
ここも残念ながら閉校です。
しかし美田小学校とはいい地名。まぁアイヌ語なんだろうけど。
美馬牛、美瑛、美田と続くとなんだか良い。
「乳牛感謝之碑」
こういうのは見たことがないなあ。
酪農の土地ならではの。
バス停、「与野木宅前」。
昔、はなわが『佐賀県』で「バス停の名前が山下さんち前」と歌い、佐賀県民に「そんなもん実在しねえ」と突っ込まれていたけど、個人宅名のバス停は本当にあったのだと驚いた。
与野木さんが引っ越したらどうすんだろう。あぁでもそしたらバス停自体いらなくなるのか…
標識、「牛の横断注意」。
いくらなんでも横断はしないでしょ、と思った矢先に
すぐそばで放牧されているのを発見してしまった…
少し日が傾いてきたので、急いで「親子の木」へ向かう。
大きさの違う木が寄り添うさまは、まるで親子のよう。
良い写真。まさに自画自賛
走っていると、この看板に何故か強く惹かれてしまった。
なんだかめっちゃ素敵…
今日は時間がないので、止む無くスルー。
いつかここで食べるか泊まるかしたい。
(いつかはここで…とか思っていると、無くなってしまうのが北海道の怖い所。)
傾いた太陽が、何の変哲もない畑に美しいコントラストを生み出す。
やっぱり絶景ポイントだけが絶景ポイントじゃない事を再確認する。
北西の丘。
たぶんここでいろいろ買えるんだろうけど、18時、もう全て閉まっていた。
再び美瑛駅に到着。
一日中晴れていて本当に良かった。
なんと駅前で財布を拾ったので交番に届けた。
俺が無くしたのチャラになんねえかなあ…?
意外と学生さんが多い。
会話を盗み聞きして知ったのだが、こっちでは電車通学や電車通勤のことを「汽車通」というらしい。
こっちでいう「チャリ通」みたいなもんかね。
旭川のキオスクで買ったやつ。
意外とこの「うらら」が美味しい。神奈川に返っても飲みたくなるうまさ。 

本当は網走、釧路とかの道東に行きたかったんだけど、例のフリーきっぷがないので札幌へ退避。
大学の同期が札幌で働いているので、そこの家に転がり込むことにした。
お邪魔します。

すすきのの飲み屋で一緒に海鮮を食べ、塩辛が乗ったじゃがバターを見てひっくり返るなどした。


美瑛1838-1909旭川2000-2120札幌

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