東北一周<5日目>函館・五稜郭

2017年10月28日土曜日

2014.07東北

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昨日に引き続き、今日も6時起床。


五稜郭が見たいからその近くに宿を取ったのに、「そういえば函館朝市行けんじゃん」と気づいてしまい、昨晩までいた函館にわざわざ戻るハメに…
ていうか自分が行きたくて行くんだから、ハメとか言っちゃいけないね。はい。
セイコマに来ると、北海道に来たなあと感じられ。
まさか北海道に何度も来ることになるとは予想できず、この頃にポイントカードを作っておけばよかったなぁ、と後悔している。
函館までは自転車で30分もかからない。
路面の跡を辿っていけば着くので、地図を見る必要がなくて楽である。
それにしても、なんとなく雨が降りそうな、鈍色の空だ。あまり気分が上がらない。
函館朝市は、駅のすぐ近くにある。
昨日通ったはずなのに全然気づかなかったなあ…
いきなり視界に飛び込んできたのは蟹。蟹。蟹。
のんきに写真なぞ撮っていると買わされそうになる。
やはり本物の魚市場はすげえ生臭い。
こっちは生きた蟹。
これだけの大群がワサワサしていると、かえって不気味である。
蟹の裏側ってちょっと虫みたいで…
午前6時半、結構良い時間に来たと思っていたのだが、予想に反して活気はない。
ピークはもっと早いのか…?これ以上の早起きは無理だぞ。
それとも天気や曜日のせいなのか…
飲食店は一箇所にかたまっている。
どれも実に魅力的で、実に高い。
絢爛豪華な丼も良いが、朝はシンプルにキメたい気分だ。
いろいろ迷った挙句、建物の二階にある、ちょっとしたフードコート的な空間に落ち着く。
ここなら安価に食べられそうだ。
函館ならイカじゃねえか?
ということでイカ丼。
シンプルイズベスト…
歯ごたえ十分、ジャスコの刺し身でしか食ったことのない自分には衝撃の味。

少し胃に入れたらもっと欲しくなってしまったので、ハシゴすることにした。
友人から「むらかみ」をオススメされたのだが、残念なことに水曜定休。
 食べログではここ「きくよ食堂」も高評価だったし、ガイドブックにも載っていたで、入ってみよう。
 贅沢にカニ・ウニ・イクラの三種丼をキメる。
乗ってるネタは結構豪華なのだが…とびきり美味いかと言うと…
さっきの安いイカのほうが良かったなぁ…
しかも単純に白米を食いすぎて気持ち悪くなるというお粗末な展開になってしまった。

さて朝市終わり。
五稜郭に戻る途中、ちょっと寄り道をする。
ここ若松緑地は、土方歳三最期の地と言われている。
幕末のことはよく分からんが、箱館戦争だけは好きなので、一応来てみた。
しかしなんだろう、普通の写真が飾ってあるとなんだかシュールだ。
歴史上の人物という感じがしない。
目的地の五稜郭に向かう。
ビルの合間に見えてきたのは五稜郭タワーだ。
五稜郭と言えばその形が有名だが、このタワーに登らないことにはその全容を見渡すことは出来ない。
本当であれば、一刻も早くその姿を拝みたいところ。
しかし、今にも雨が降りそうなので、なんとか天気が持ちこたえている今のうちに五稜郭内に入っておこうという算段だ。
 五稜郭タワー展望台や箱館奉行所は有料だが、五稜郭跡全体は公園として開放されている。
入り口に模型もある。
単なる五角形かと思っていたが、手裏剣のようというか、結構独特でカッコイイ形をしている。
園内には箱館府で活躍した人物のパネルが展示されている。
箱舘政権が好きとか言いつつ、実際には榎本武揚が好きなだけなので、このへんの人はよくわからない…
 箱館奉行所。
中に入ることが出来る。
 表座敷。
建築のことはよく分からんが、ここには函館政権のロマンが詰まっている。
五稜郭的な城郭というのは、けっこう世界各国にあるらしく、Google Earthを利用して見ることが出来る。
沖縄のグスクもこんな感じなんじゃないかな?
さて、郭内は概ね回ったので、いよいよタワーに登ろう。
上からの景色を早く眺めたい。
おぉ、思ったよりはっきりと五稜郭が見える。
もう少し天気が良ければ鮮やかに写ったのかもしれないが。
展望台にも展示は充実している。
幕末っていうと、みんな新撰組とか好きだけど、「北海道に日本ではない事実上の政権が存在してた」って知ってる人は少ないんじゃないかなあ。
ロマンある話だと思わない?
さてじゃあ満足したのでそろそろ戻ります。
自転車で五稜郭駅へ。
駅までは自転車で行っても少し時間がかかる。
市電の停留所もあるが、これも五稜郭からすごく近くにあるというわけではないので、基本的にはバス便がオススメだ。
看板がちゃんと五稜郭の形になってる。
駅舎も木の暖かみを感じる色である。
ここからは特急で青森に戻る。
木古内~蟹田の特例を使っても良いんだけど、いかんせん面倒くさい。
スーパー白鳥の自由席。
平日なので全くガラガラである。
車両間のドアには、磨りガラスで津軽海峡がデザインされている。
こういうちょっとした工夫に弱い。
さて恒例の駅弁タイム。
函館駅弁「大沼黒牛飯折」である。
1000円。
そして北海道といえば「うらら」のペットボトル。
鉄板だね。
濃い味の牛肉のしぐれ煮がガツンと来る。
このイカシュウマイが美味いのよ。
見た目の割にはそこそこボリュームもあって満足。
車窓からは北海道新幹線の工事現場が見える。
開業は待ち遠しかったが、特急特例がなくなると思うと…
青森着。
ここまで東北地方を日本海側沿いに北上してきたが、ここからは太平洋側を南下していく。
一気に行くぞ
青い森鉄道。
これはJRではなく第三セクターだが、北海道東日本パスが使える。
かぶりつきゲット。
残念なことに景色はわりと退屈であった。
八戸に到着。
ここから乗り継ぎ。
IGRいわて銀河鉄道線。
これも東日本パスで行ける…が今回乗るのはこっち(盛岡方面)ではない。
更に海沿いのJR八戸線に乗る。
おっ、この赤いキハ40は津軽線ぶりだな。
実は八戸駅より本八戸駅のほうが栄えているらしいですよ。
こういうのは旅行者感覚じゃわかんないよなぁ。
ちなみに駅から見えるあの黄色いのが今夜の宿。
このアクセスで素泊まり3000円くらいだった気がする。
これでも栄えて…るのか?
改札口を見るとだいたいその町の規模がわかるというものである。
駅前の様子です。
こうしてみるとホテルもあるしロータリーも広いし、結構イケてる街なんじゃないか?
ホテルセレクトイン本八戸の入り口。
何を思ってこの外構にしたのか…方向性がよく分からん。
荷持を置いて出かける。
ホテルと反対側の南口は、一見すると閑散としているが、坂を登るとデパートや商店街が見えてくる。
グーグルマップで見てみると、北口側にもマックやスタバ、カラオケがあり、本八戸はそれなりに繁栄しているようだ。
ただ駅を中心に発展しているわけではないのが、やはり地方の特徴か。
この日は、慶應法法にもかからわず八戸で手取り15万円生活を送っている某ツイッタラーとメシを食うことになった。
八戸といえばやっぱり寿司。
こういうスタイルの寿司は初めてだ。
回るわけでもなく、カウンターでもなく、システムとしてはファミレスと同じである。
そして八戸名物といえば、せんべい汁。
器もおしゃれだし、やっぱり握ったばかりの寿司は良い。
店名を失念してしまったのが憚られる。
夜の本八戸は、とにかく居酒屋・スナック以外の店舗がなく、散歩はすれども体力を消耗するのみ。
ファミマ、ローソン、カラオケの発達した町だなぁと感じた。
あと、水商売の客引きがウジャウジャいてちょっと怯んだけど、横浜や新宿に比べて全然しつこくなくて拍子抜けした。
あと駅前「だけ」歩道がない。
なんなんだ。

函館1403-1555青森1610-1741八戸1757-1806本八戸

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