西日本制覇<8日目>鳥取砂丘、島根へ

2017年9月17日日曜日

2012.07西日本

t f B! P L
8日目です。
ついに四国の日数を超えました。ここからは未知の領域ですね。


それではこちらの地図をご覧ください。
画面上に鳥取砂丘、画面下に鳥取駅が見えます。

もちろん、せっかく折りたたみ自転車を持ってきているので、これで行きたいところです。

だがしかし。

よく見ると鳥取ゴルフ倶楽部のあたりで標高が爆上げしていることに気が付きます。
その標高差、なんと90m!

こういう時はチャリを駅前において、素直にバスで行く。
臨機応変さが必要なわけです。
ルートを調べる際は地形も調べることが重要ですね。
鳥取駅からバスで20分。
日本最大の砂丘というからには、簡単には行けない奥地にあるものと思い込んでいましたが、案外好アクセスでした。しかも鳥取駅です。
いやむしろ逆で、鳥取砂丘があるからこそ、近くに鳥取駅があるのでしょうか。よくわかりません。
砂丘の砂はとにかく細かい。普通の靴で行くと大変なことになります。
鳥取砂丘ジオパークセンターに立ち寄ると、有料で靴を預かり、クロックスを貸してもらうことが出来ます。
ちなみに「ア…一人っス…」と言ったら哀れみの表情を浮かべてタダにしてもらえました。
真夏は砂の音頭が60℃に達するそうなので、クロックスは必須ですよ。
そして砂丘が思った以上に広い。その広さは南北2.4km, 東西16kmに及ぶそうです。
馬の背です。
ここが一番キツい傾斜で、普通は右の方の緩い坂から行くのですが、みんな正面突破したがる。
えっ…何コレ…(ドン引き)

拡大するとわかりますが、四つん這いで登っているのがわかります。
平均斜度30度。高さは50mです。
もちろんここから登ります。キツイヨー
断崖絶壁を登りきると、言葉にできないほどの絶景が!
実は鳥取砂丘が日本海に面しているというのもよく知らなかったので、これには本当に驚きました。私が日本海に惚れ込んだ一つのキッカケかもしれません。
今回の旅のベストショットです。
少年は何を思う。
せっかくなので海に降ります。
ご覧のとおり、降りる方も一苦労です。
この写真も水平ではないので、やっぱり急ですね。
こういう斜面をノンストップで駆け下りる学生らがいたのですが、一人旅だとそういうことを躊躇ってしまいます。一人旅の数少ないデメリットと言えます。
足がズブズブと埋まっていきます。
砂丘の砂はとにかく細かい。
サンドボードに興味があったのですが、この日は見られませんでした。
代わりにパラグライダーを発見。
ここなら墜落しても死ななくて良さそうですね(?)
海が青い
風紋です。
時間によって砂丘は表情を次々と変えていきます。
ちょっとあちらの人気のない方に行ってみましょう。
突如現れたオアシス。
砂丘は砂漠とは違うので、植物も普通に自生しています。
らくだです。
あれ?違った、普通の馬でした。
行きには見たんですが、もっといるもんだと思って、撮りそびれちゃいました。
鳥取砂丘。
青空とのコントラストがいいですね。
バスに乗り遅れたのでソフトクリームを食べます。
鳥取と言えば二十世紀梨。梨ソフトです。
鳥取駅前の景観をご覧ください。
はい。
こういう駅だということです。(曖昧)
昼食です。
鳥取は素ラーメンというものが有名だそうです。
武蔵屋食堂はその元祖。
素ラーメンというと、具のない麺だけのラーメンを想像しがちですが、そうではありません。
昭和30年代、まだラーメンが高価だった時代に、素うどんのうどんの代わりに中華麺を投入したものが素ラーメンです。
なのでもちろんダシはうどんダシ、具もうどんっぽいでしょ?

武蔵屋食堂の場所はこのへんです。
昨日行ったももちゃんラーメンも見えますね。
ところで鳥取駅北口は地名が面白いんです。
職人の街であったことがうかがい知れますね。
どんな職業名があるか探してみて下さい。
さて、鳥取と言えば「浦富(うらどめ)海岸」というのが有名だと、天下のWikipedia様に書いてありました。
鳥取駅から3駅戻り、岩美駅へ向かいます。
岩美駅前です。とても駅前とは思えません。
遠くに海岸線が見えます。
自転車で15分、浦富海水浴場に到着しました。地元の方々の海水浴スポットのようです。
どこにこんなに人が住んでいたのかと(失礼)思うほど、賑わっていました。
鳥取市内からも来てるんでしょうか。
後で知ったことですが、浦富海岸の見どころは、日本海の荒波によって形作られた壮大な海食地形だそうです。海水浴場だけ見て帰ってきてしまった。
しかし、鳥取砂丘と合わせて、気持ちのよい青空と海を見ることが出来たので、心は晴れ晴れとしました。
帰りは少し県道から外れてみます。
恐らくこの道を通ることは一生ないでしょう。私の人生でここに来るのは最初で最後ということになります。
本当に何でもない、ただの道ですが、だからこそ感慨深いものがあります。
こういう感情は、田舎に一人で来ると度々生まれてくるものです。
岩美駅に戻りました。駅前が田んぼです。
ホームでは高校生カップルが求め合うようにキスをしている現場に出くわしました。なので☆1です。
ここからは島根県方面、西に向かいます。
米子駅に着きました。打って変わって、今度の駅は大きい。
なんだか雑多とした印象を受けます。今までにあまり見たことのないタイプの駅。
横浜駅西口感。
ここから自転車で温泉に向かいます。
今日は大活躍ですね。
入浴グッズだけ縛り付けて、GO
北へ直進すること20分、温泉街の入口が見えてきました。
皆生(かいき)温泉です。
一瞬京都に逆戻りしたのかと思った。焦った
皆生温泉は日本海に面した温泉です。
絶景が期待できる。
もちろん写真はありませんが、日帰り温泉オーシャンにて、日本海に沈む夕日を眺めながら露天風呂に浸かりました。
入浴料は1340円と少し高いですが、この絶景は思わず涙が溢れるほど素晴らしいものでした。
関東ではいつも夕日が沈むのは山だったので、こんなに美しい夕日があるのかと感動したものです。
さて、夕食は駅弁にしましょう。
鳥取はカニの漁獲量が日本一です。
おっ贅沢。
ごちそうさまでした。
山陰本線は松江駅に到着しました。
なんと改札口が無人。
素晴らしい。
松江にはネカフェがほとんどありません。
しかも駅から少し離れているので、自転車でそこそこ漕ぎます。
なんと30分かかりました。
大人しくホテルに泊まればよかったのでは…と思いますが、この時はとにかくケチだったんですねぇ…
夜景が美しいです。
この日もすぐ眠りにつきました。
明日は早起きして出雲大社に行きましょう。



鳥取1328-1353岩美1448-1513鳥取1603-1743米子2134-2203松江

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