四国一周二人旅<2日目>うどんしかねえ

2017年9月4日月曜日

2009.09四国旅行

t f B! P L
今日は神奈川県から一気に香川県を目指す。ムーンライトながらを利用するので、その気になれば昼前には香川についてしまうのだが、それはちょっと勿体ないので大阪や兵庫に寄り道をすることにした。

まずは夜行で仮眠をとってエネルギーを蓄えて…と思ったら、それがメチャクチャきつかった。

苦行

0:29発ムーンライトながらが小田原駅のホームに滑り込んでくる。

黄色い線の内側に下がれよ!

さてじゃあ早速寝るか…と思ったら眠れない。通学中には毎日のように居眠りしている自分が全く寝付けない。
心なしか山手線よりも座席が硬い気がするし、照明も眩しい。極めつけは冷房である。もうガンガンに効いている。真夏なのでもちろん半袖だったため、体力が順調に奪われていく。

このあたりからウトウトしだす。

舟を漕ぐ勢いのまま頭を窓枠にぶつけて起床。

この時5:20、結局到着まで全然眠れず…
5:55、ようやく大垣駅に到着。

しかしここでも試練が待ち受けている。そう、「大垣ダッシュ」である。
大垣ダッシュ(The Dash in Ōgaki Station)とは、岐阜県大垣市にある倒壊旅客鉄道(JR倒壊)東海道本線大垣駅構内で臨時夜行快速「ムーンライトながら」の乗客たちにより行われるエクストリームスポーツの一種である。 (アンサイクロペディアより引用)


5:55大垣着、そしてすかさず6:00大垣発の電車に乗り換える必要がある。
5分あれば楽勝?いやいやそうでもない。

・決して広くない階段の昇降を伴う
・多くの参加者が邪魔で思うように走れない
・座席からドアが遠かった
・何故か折り畳み自転車を持ってきてしまった

後半のほうは自業自得ではあるが…とにかくこれに成功しないと、早朝の大垣駅で30分以上待ちぼうけを食らうことになる。


勝った。

なんとか間に合った。
御褒美にのどかな田園風景を眺めながら、大阪を目指す。
08:09大阪駅到着。

これが噂のICOCA。初めて見た。

そろそろ朝食を…と思ったら、どの店もまだ開店していない。よくよく考えればそうなのだが、天下の大阪駅なんだからもう少し頑張ったらどうなんだ?
とディスりそうになったところで喫茶店を発見。悪口言ってごめんよ

駅構内のDELI CAFEにて。

ここらで一発観光と思ったが、大阪自体初めてな上に、完全にノープラン。とりあえず道頓堀に行っときゃいいんだろ?
というわけで、駅構内を歩いているおっちゃんを捕まえた。

「ここから道頓堀ってどっちに行けばいいですか?」
「あれは難波の方やから、地下鉄で行かなあかんよ。徒歩は無理やで」
(おぉ、本物の大阪弁だ)
(え~せっかくの青春18きっぷなのに私鉄なんて使いたくねえなあ)
「距離で言うと」
「まぁ5kmくらいか?」
「おっいけるじゃん」

大阪を巡る


さっそく自転車の出番が来た。
赤いほうが北条ので三段変速の性能を誇る。車輪の大きさも申し分ない。
でも折り畳みで15kgってどうなん?

9時半ごろ大阪駅を出発。
思ったより快適

歩道橋も全く苦にならない
これが噂の…

「あーっ!テレビで見たやつだ!!!」
「恥ずかしいからやめなさい」

大阪って感じ

本日の昼飯である

2時間ほど散歩を楽しんだので、大阪駅へ戻る。
どうせ大阪なんて死ぬまでに何回も来るだろうから、少しでええねん。

大阪駅のトイレには紙がない。民度…?

再び山陽本線に乗り込む。
明石海峡大橋。神戸と淡路島を結ぶ

このまま四国に渡ってもちょっと時間を持て余すので、寄り道その2。

世界遺産、姫路城へ


姫路駅にて途中下車。
もちろん自転車を組み立てる。
 駅前の通りをまっすぐ北に進むこと数分、あっけなく到着する。

姫路城
駐輪場完備。

すげぇ迫力である
ジョジョ風
城を観光する事自体初めてだったので我々二人は大興奮。
いかに敵にとって攻めづらいか…という観点で見ると城はメチャクチャ面白い。
「いや~この城攻めづらいわ。あの狭間見てよ、完全にこっち見てるもん、絶対砲手かなんかいるって」
「このあたりで武者落としがさ~」

ちなみにこの年の10月から姫路城の大改修工事が始まる。
何も知らずに行ったので、だいぶラッキーなことをしたと思う。

これにて寄り道は終了。
岡山を経由して、いよいよ四国へと上陸する。
もちろん電車で瀬戸大橋を渡るわけである。それ魅力。

岡山駅。ここから瀬戸大橋線に乗り換える
橋から瀬戸内の島々を望む

途中の島にはプラントが多い。

日が沈んでいく…

四国初上陸


午後6時半ごろ、四国最初の玄関口である坂出駅にて途中下車。

ブレまくり

坂出駅前。すっきりしている
 駅前を散策していると、広場にいきなり霧が立ち込める!
どうやら時間でスプリンクラーから噴射されるらしい。

少年のように霧と戯れる相方
ここで駅前に暇そうなおじさんがいたので、捕まえて四国の観光情報を入手してみることにする。

「~~~というわけなんですけど、どこかいいところありますか」
「もうね、うどんしかねえよ
「うどんしかねぇか~。香川以外だとどうですか?」
「いやもうね、香川以外も四国はね、うどんしかねえよ

えぇー。

快速マリンライナー。2階建てだ

顔もかっこいい。ミュウツーの逆襲みたい
 午後8時頃、高松駅に到着。ここで夕食と宿をとる。
しかし、香川なんてどうせド田舎だと思ってナメていた我々の前に、絢爛豪華な建築物の数々が現れる

高松駅、ナメてたのになんだかカッコイイぞ
 まず駅からしてちょっと豪華な感じがする。
しかしそれよりも目を引いたのは、駅前に建つ、なんだか不思議な建物だ。

名前は高松シンボルタワーというらしい
 これが結構カッコイイ。
後で探検してみよう、とりあえずは腹ごしらえだ、ということでまずは駅前の観光案内所へ。

そこでは「讃岐うどんマップ」なるものが配布されていた。(写真なし)
なんと駅前の徒歩で行ける範囲に100以上もの店舗があるというのだから驚きだ。
これだけあるならば三食全部うどんでもいいな…

ちなみに今回、飲食するものは全て「現地でしか手に入らないモノ」で縛ることにしました。
(これが徳島あたりで効いてくる)

それにしてもどこから行っていいのかわからん。
しかし時間も8時半と遅いので、まだ営業している店は自然と限られてくる。まずはここ

さぬき麺業本店

写真は忘れたけど結構立派な店構え。
数分ほど往来で躊躇してからえいやと入り込む。
メニューの中に、見慣れない生醤油うどん(430円)というものがあったので、これを頼む。

なんと汁がない。ないことはないが、釜揚したうどんの上に生醤油をかけているだけなので、油そばのように丼の底に溜まっているのみ。
讃岐ってこういうものなのか…?と思いながら口に運ぶ。

あ、ナイフとフォークだった。
本当にこんな感じになった。
たかがうどんでこんなに感動するものなのかと…
さてはテメー、スタンド使いか?

うどん市場


今度は庶民的な雰囲気。

コップが安っぽい

肉うどんをセレクト

たまごぶっかけ。値段はメモし忘れた
こっちは先程と比べて関東で食べるうどんのイメージに近かった。
しかし麺のコシ・弾力が桁違い。香川県民はこんなもん毎日食ってんのか。

そこそこ腹も膨れたので、高松シンボルタワーへ。

もう21時だけど開いてるか?

入れた。

人がぜんぜんいない。なんか楽しい。
別に店舗や展望台があるわけでもないのに、なんとなく近未来っぽいきれいな建物だというだけで1時間も潰してしまった。
今日は早く宿に行って寝よう…そうしよう…

「でもお腹すいたね」
「すいた」

手打ちうどん鶴丸

指先を見れば何店舗目か分かる仕組み。
ここの看板メニューはなんとカレーうどん。
侮るなかれ、うどんのダシとカレーが対等に渡り合っている。
カレーの暴力性が高いそこらへんのカレーうどんとはぜんぜん違う。

23時過ぎ、高松駅から6km離れたやしま健康ランドに到着。

周りには何もない。
 いわゆる24時間営業のスーパー銭湯。
もうね、大浴場でもないと疲れが取れないよ。

2日目まとめ


小田原0:31→5:55大垣
大垣6:00→6:33米原
米原6:38→8:09大阪
 ~大阪観光~
大阪12:00→13:01姫路
 ~姫路城観光~
姫路17:42→18:22坂出
坂出19:52→20:07高松

こんな感じです。いやぁ大移動で疲れた。

キリ番ゲッター

ブログ内検索

QooQ