現在地は名古屋。ここから東海道線を乗り継いで、横浜に帰るだけです。簡単でしょ?
が、ネカフェを出て名古屋駅に到着してみると、ほぼ全線ストップ。
慌ててニュースを確認してみるとこんな情報が。
全14万世帯に避難勧告=豪雨、浸水民家から1遺体−1時間に146ミリ・愛知
「嘘だろオイ」
思わずそんな声が漏れます。みんな明日バイトあるし。
その時はほとんど雨は降っていませんでしたが、深夜のうちに相当の豪雨があったらしく、その影響が残っているようです。
それでも、とにかく行けるところまで行ってみようということで、ギリギリ動いている東海道線に乗り込みました。
が、2駅先の金山駅でさっそく足止めを喰らうことに…
なんでもこの先の岡崎駅が完全に浸水しているらしく、どうあってもこれ以上先には進めないとのこと。
仕方ないので駅の待合室でひたすら待ちぼうけ。
大雨 愛知で1人死亡1人不明 13都県で浸水など被害
14時頃、ようやく線路が復旧したとの情報が入ります。
なんとか静岡県入り
再び東海道線に乗り、15:25浜松駅到着。この浜松駅からが厳しい。
これは結構有名な話ですが、鈍行での静岡県横断は非常に困難を極めるんです。
「痔が悪化する」「エコノミークラス症候群になる」「尻の肉がもげる」「死人が出る」とも言われています。
西端の浜松から東端の熱海まで、営業キロなんと150km。
しかもこの区間、快速列車などは一切なし。
営業キロ
営業キロ(えいぎょうキロ)とは、鉄道・路線バス等で、キロメートルを基礎としている、運賃を計算する際に使用する距離の単位。または、鉄道・路線バス等の事業者が自身の営業している距離を指す。(Wikipediaより引用)
更に熱海から横浜はだいたい75km。合計225kmをひたすら耐えねばならない。
耐える。 |
ロングシートでひたすら耐える。 |
22:30ようやく帰還。 |
たどりついたらいつも雨ふり |
予定より4時間遅れたものの、帰れないという最悪の事態は回避することが出来ました。
北口のフライデーズで肉を喰らい、それぞれの家へと帰っていきました。
あとがき
こうして初めての旅行を無事終えることが出来ました。
ほとんど移動でした、気の知れた仲間4人での旅行というものは、全く退屈とは無縁でした。
宿泊もケチりにケチって、銭湯→銭湯→ネカフェでしたが、今思えば結構体にダメージがあった気がします。当時18歳という若さを差し引いたとしても、並の負担ではなかったでしょう。
一番の反省点ですが、こうしてブログに落としてみると、写真と記録の少なさに愕然とします。
ぶっちゃけ、岐阜のあたりの記述は半分くらいが推測です。
一人旅とは違って、同行者がいると会話に夢中になるあまり、メモを残したりツイートをしたりなど、ブログを書くための手がかりになるものがあまり残りません。
写真を撮るのも、わざわざ立ち止まってカメラを構えるのが申し訳ないような気もします。
そもそも、この時はあまりカメラの扱いに慣れてないこともあって、枚数も大したことないし、ピントは外れてるし、手ブレが酷いし、こういうのをクソと言います。
乗り換え一覧が残っていなかったら、この記事は書けなかったでしょうね。
なんにせよ、今までの分も合わせて、これで16/47都道府県踏破。
荒稼ぎだったけど、結構楽しかった。
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