ベッドというのは素晴らしいもので、今までの疲れが吹き飛びました。
とは言え無理とするとまたやられてしまうので、油断せずに行こう。
今日は山口県の角島大橋を見て、そのままそのへんに泊まろう…
と画策していたのですが、ホテルの乾燥機の調子が悪く、いつまで経っても宿を出ることが出来ませんでした。
1016の電車を逃すと次は1211、2時間空きます。これ四国よりきついのでは?
結論としては普通に間に合わなかったので、ルートを変更することにしました。
こういう臨機応変なことが出来るのがプランを立てない一人旅の良さ。
乾燥機くらい夜にかけておけという批判は勘弁してください。
温泉津温泉、「ゆのつおんせん」と読みます。DQNネームですね。
特に何か調べたわけではないのですが、路線図を見ていて気になったので下車しました。
さすがにこれだけの名前で温泉が無いわけないので、温泉でゆっくりしましょう。
温泉津駅は典型的な田舎の島式ホームです。
ここから自転車で15分位です。
温泉津の県道沿いは湾になっており、多くの漁船が係留されていました。
着きました。
所狭しと並んでいます。
ここだけは鄙びた雰囲気を感じさせません。
国の重要伝統的建築物群だけあって、町並みは昔の趣を残しています。
こちらが今回お邪魔しました薬師湯です。とにかくネットで高評価。
なんと湯温が46℃あり、浸かるまで10分かかりました。
他に一人のお客さんがおり、なんと毎日車で30分かけて通っているという常連さんでした。
温泉の常連と言ってもジジイではなく30歳くらいのイケメンです。
薬師湯はその湯温から、体が芯から温まる効能が有名です。
しかし夏に芯から温まってしまうと汗が引かないのが人体の神秘であり、いつまで経っても服が着れず、それでも電車の時間は迫ってきます。
観念して汗だくのまま服を着て駅まで飛ばしますが、今度は焦ってなかなか自転車を畳むことが出来ません。
もう本当にどうしようもなくて、しかしこれを逃すともう「ここをキャンプ地とする」状態になってしまうので、「すいません!中で畳んでいいッスか!?」と叫ぶと運転士が許してくれました。
人間は許されて生きている。
やっぱり汗だくのまま自転車を畳んでいると、おばあちゃんに話しかけられます。
満州から引き上げた頃は本当にモノがなかった、今の若い人たち、学生、教師、教育委員会、みんな原点にかえって、ああいうのを経験しないといけないと思います、という話を2時間聞き続けていると、乗り継ぎの益田駅に到着しました。
そういうのは二度と経験しなくていいと思います。
いよいよ山口県に突入します。
夕日が沈む広大な日本海を見飽きるというのは、本当に贅沢な経験だと思います。
湘南の海は人が多いし汚いし夕日とか沈まないので、こっちのほうがいいですよ。
伊上〜長門粟野間が絶景でした。
それはさておき、益田駅から下関駅まで4時間です。
尻の肉が取れそうです。
下関まで来ました。
長門市、下関、山口、いろいろ探しましたがネカフェがありません。
こうなると、どうも博多まで行ったほうが良さそうなので、予定にありませんでしたが、九州行っちゃいます。
車両はすでにJR九州です。
やたらオシャレですが座席は固いです。
博多で何を食べたら良いのかに困り、田村ゆかり本人にリプライを飛ばしましたが、返ってきませんでした。
博多に着きました。
海底トンネルを通過したのは僅か7分で、関門海峡の狭さに驚きました。
しかしまさか九州まで来るとは…
駅ビルで 「博多めん吉」。普通でした。
博多まで来ればさすがにネカフェ乱立してるだろ~と思ったらそうでもありませんでした。
30分くらいさまよった挙句に発見。
やっぱりホテルの方がいい~
出雲市1211-1320温泉津温泉1449-1640益田1721-2124下関2145-2152門司2157-2309博多
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